2022.11.20

カットビースタイルのスタッフが教える「髪の悩みは私生活の改善から！」

昔の日本人は、「艶があるキレイな黒髪の人が多かった」という話をよく聞きます。
近年は、抜け毛で悩んでいる女性が増加しています。

しかも、抜け毛が増えるのは若い30代前半～50代の後半がピークになっています。
抜け毛は、本人にしかわからない悩みです。

1本の髪の毛の寿命は平均2年～7年です。
その毛の寿命を迎えると、髪の毛は成長をやめて自然になくなります。

人によって1日の抜ける髪の毛の量は違いますが、平均でいうと50本から100本は抜け落ちます。
それに、1か月後、3か月後の抜ける髪の毛の数は異なり、日によって髪の抜け落ちる量は違います。

毛にはサイクルがあり、成長期、退行期、休止期を繰り返しています。

・成長期（男性3～5年、女性4年～6年）
髪の毛の全体が成長期で、髪の毛がしっかりと伸び続けている状態
・退行期（2～3週間）
髪の毛細細胞が減り、毛母が毛乳頭細胞から離れていく
・休止期（3～5ヵ月）
毛母が毛乳頭が活動を停止するので、髪の毛が抜ける準備を始める

更年期は50歳前後で始まるのですが、更年期の関係で抜け毛が目立つ人もいます。
抜け毛の原因には、脂漏性皮膚炎（しろうせいひふえん）が考えられます。

脂漏性皮膚炎は、髪の毛や頭皮をいつも清潔に保っているのに
大きなフケやかゆみがあります。

脂漏性皮膚炎の原因は、マラセチアというカビがかかわっています。
普段、このカビはおとなしくしていますが、皮脂を好み、皮脂が増加すると炎症を起こしてかゆみをもたらします。

治療の薬は、ステロイド、抗真菌薬、漢方薬の3種類。
抗真菌薬では、ケトコナゾール、イトコナゾール、ミコナゾールが主です。

フケやかゆみがひどい場合は皮膚科へ行って医師に相談をして早い目に完治して下さい。

抜け毛が原因で考えられるのは、ストレスが大きく関係しています。
医師によると、抜け毛で悩んでいる人にメンタルケアも一緒に進める事もあります。

どんな優れた医師でも、人の精神状態がどんなものなのかは正確に言い当てる事は難しいです。
だから、抜け毛の悩みとして基礎正しい生活する事です。

・　睡眠をしっかりととる
・　お酒の飲みすぎを控える
・　規則正しい食事
・　髪の毛に優しいシャンプーを使う
・　タバコはやめる
・　過度なストレスは避ける
・　適度な運動、有酸素運動等

普段の生活を見直す事で、ストレスも軽減されます。

私生活を改善しても、まったく変わらないというのであれば医師に相談しましょう。

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